結論(30秒でわかる)
向いている人
- すでにMicrosoft 365(Personal/Family)を契約していて、Word・Excel・PowerPointの閲覧やAIによる文書要約・下書き作成をスマホでも使いたい人
- 複数のAIモデルを使い分けながら、調べもの・文章作成・スケジュール管理などの業務支援を1つのアプリでこなしたい人(後述のとおり、複数ステップの作業を任せる「Cowork」機能もあります)
- Office編集は各Office単体アプリやパソコンで行い、このアプリはAIチャット専用として割り切って使える人
向いていない人
- 「WordやExcelをこのアプリ1つで手軽に編集したい」という従来の使い方を続けたい人(後述のとおり、アップデートでファイル編集機能が縮小・移動したという不満が★1-2の28%を占めます)
- ChatGPTやGoogle Geminiのように、AI機能だけを安価に試したい人(後述のとおり、AI単体の安い入門プランはなく、Office込みのMicrosoft 365サブスクリプションへの加入が前提になります)
- アップデートによる仕様変更やライセンス認証の不具合で、慣れた使い方が急に変わることに強いストレスを感じる人(後述のとおり、再インストールしないとライセンスが認識されないという報告が複数あります)
Microsoft Copilotとはどんなアプリか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | Microsoft Copilot |
| 開発元 | Microsoft Corporation |
| 価格 | 無料(App内課金あり) |
| App Store評価 | ★4.45(194,949件) |
| リリース | 2014年3月27日 |
| 最新バージョン | 2.114(2026年9月14日更新) |
| 対応OS / サイズ | iOS 18.0以上 / 444MB |
| 年齢区分 | 12+ |
| カテゴリ | 仕事効率化 |
(以上、App Store公式ページ掲載情報、2026年9月18日取得)
App Store掲載の説明によれば、Microsoft Copilotは「業務に最適化されたAI」で、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsと連携してファイルや情報を1か所にまとめ、文書の推敲・要約・メール下書き・アイデア出しなどをこなせるとされています。複数のAIモデルからタスクに合ったものを選べるほか、複数ステップの作業をCopilotに任せて完成ファイルの提出まで支援させる「Cowork」機能も備えています。
一方で、本文付きレビューには「以前はWord・Excel・PowerPointをまとめて開ける統合アプリだった」「気づいたらAIチャットアプリに変わっていた」という言及が非常に多く見られます。実際、App Store公式ページの説明文でもAIによる業務支援が前面に押し出されており、Office各アプリとの連携は「ファイルをアップロードして質問・要約させる」という補助的な位置づけの記載にとどまっています。このアプリを何年も「Officeファイルをまとめて開ける便利アプリ」として使ってきた層と、新しく「AIアシスタント」として使い始める層とで、評価が大きく分かれる背景になっていると考えられます。
Microsoft Copilotは、ChatGPTやGoogle Gemini、Claude、Grokのような独立系の汎用AIチャットアプリとは異なり、Microsoft 365(旧Office)のサブスクリプションと一体化した「Office統合型AIアシスタント」という立ち位置のアプリです。
課金構造を分解する
App Store公式ページのApp内課金欄で確認できた商品は6つです(2026年9月18日取得)。Microsoft公式サイト(microsoft.com)は本記事作成時点でネットワーク制限のため直接アクセスできなかったため、以下はApp Store公式ページに掲載されている商品名・価格のみを典拠としています。
| 商品名 | 価格 | 位置づけ |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Basic | ¥260/月 | クラウドストレージ拡張が中心の入門プラン |
| Microsoft 365 Personal | ¥2,100/月 | Officeアプリ一式+Copilot AIを含む個人向け標準プラン |
| Microsoft 365 Personal(年払い相当) | ¥21,000/年 | 月払い比 年間▲4,200円 |
| Microsoft 365 Family | ¥2,700/月 | 最大6人まで共有できる家族向けプラン |
| Microsoft 365 Family(年払い相当) | ¥27,400/年 | 月払い比 年間▲5,000円 |
| Microsoft 365 Premium | ¥3,200/月 | Copilot AIの利用量を拡大した上位プラン |
まず押さえておきたいのは、Microsoft CopilotにはChatGPTの「ChatGPT Go」(¥1,400/月)やGoogle Geminiの「AI Plus」(¥720/月)のような、AI機能だけを試せる安価な単体プランが存在しない点です。Copilot AIを本格的に使うには、Officeアプリ一式・1TBのクラウドストレージなどとセットになったMicrosoft 365 Personal(¥2,100/月)以上への加入が前提になります。すでにMicrosoft 365を契約していてOfficeも使う人にとってはAI機能が実質的に「おまけ」で付いてくる形になりますが、AIチャットだけを試したい人にとっては入り口の負担が他の汎用AIチャットアプリより重くなります。
「Microsoft 365 Premium」(¥3,200/月)はPersonal/Familyよりも高額な区分ですが、App Store公式ページにはPersonal/Familyとの機能差(Copilot AIの利用量の違いなど)は明記されていません。「Microsoft 365 Basic」(¥260/月)はストレージ拡張が中心の廉価プランで、Copilot AIの利用枠拡大が含まれるかは公式ページからは断定できませんでした。各プランの正確な特典内容は、契約前に必ずアプリ内の購入画面で確認してください。
なお、本文付きレビューには「Amazon経由で365ライセンスを購入したがiPhoneで認証されない」という報告もあり、購入経路(App Store/Microsoft公式サイト/Amazonなどの小売店)によって認証や解約の手続きが異なる可能性がある点にも注意が必要です。
レビュー500件を分析してわかったこと
App Storeのレビュー500件(2026年9月18日取得)を分類・集計しました。
まず前提として、App Store全体評価は★4.45(194,949件)ですが、直近500件の文章レビューの単純平均は★2.32と、2ポイント以上の大きな乖離があります。星の内訳は★1が270件(54%)、★2が44件(9%)、★3が53件(11%)、★4が23件(5%)、★5が110件(22%)で、★1-2が合計62.8%を占める一方、★5も22%あるという両極化した分布です。
★1-2(314件・全体の62.8%)の不満を分類
レビュー本文を読み、言及内容をキーワードで分類しました(1件で複数テーマに言及するものは重複計上)。
| 不満カテゴリ | 件数 | ★1-2内比率 |
|---|---|---|
| Office機能(Word/Excel/PowerPoint編集・OneDrive連携)が使えなくなった・分かりにくくなった | 88件 | 28% |
| クラッシュ・フリーズ・エラー・同期不良などの不具合 | 54件 | 17% |
| 利用回数の上限・無料枠の制限 | 9件 | 3% |
| スキャン(Lens)機能が使えなくなった | 6件 | 2% |
| ライセンス認証の不具合(再インストールしないと認識されない等) | 4件 | 1% |
不満の1位はOffice機能の縮小・変更です。 「アプデでExcelが開けなくなった」「WordやPowerPointをこのアプリ1つで使えたのに、AIチャットがメインの別アプリのようになった」「ファイルを開こうとするとCopilotのAIチャット画面に飛ばされる」といった投稿が★1-2の28%を占めます。あるレビュアーは「今まではWordやExcelなどをスマホで編集する目的で使用していたが、アップデートによって全く使えなくなった」と具体的に指摘しており、長年Office編集アプリとして使ってきたユーザーほど強い反発が見られます。レビュー本文には2025年12月頃のアップデートへの言及も複数あり、単発の不具合ではなく、複数回のアップデートにわたって仕様変更が積み重なってきたことがうかがえます。
2位はクラッシュ・不具合です(17%)。 ファイルのアップロードエラー、保存していたはずのデータが消えた、パソコン版との同期がうまくいかないといった技術的な不具合報告が続きます。あるレビュアーは「自動保存をオンにしていたが、アプリがクラッシュして2時間分のWordデータが消えてしまった」と報告しています。
3位は利用回数・無料枠の制限です(3%)。 「無料枠が厳格化されて不便になった」「1日のチャット上限に達した」という投稿があり、件数自体は多くないものの、Office機能の縮小と時期的に重なって語られるケースが目立ちます。
その他、スキャン機能(Lens)の喪失(2%)やライセンス認証の不具合(1%)も一定数報告されています。 特にライセンス認証については「インストール直後は使えるが、時間が経つと再度ライセンスを認識せず、再インストールが必要になる」という具体的な報告が複数あります。
★4-5(133件・全体の26.6%)の称賛を分類
★4-5の称賛は、具体的な機能への言及よりも「便利」「早い」「助かる」といった短い満足の声が中心です。文書作成支援やコード読み込みへの評価、Microsoft 365のバンドル(Office+Copilot+OneDrive+Defender等が1つの契約でまとまるお得感)を評価する声も見られます。
見過ごせないのは、**★4-5(133件)のうち不満・不具合への言及を含む投稿はわずか10件(7.5%)**にとどまる点です。★1-2に集中するOffice機能の縮小への不満とは対照的に、高評価をつけた層はその話題にほとんど触れておらず、「AIアシスタントとして満足している層」と「Office編集アプリとしての使い方を失って不満な層」が明確に分離している様子がうかがえます。
まとめると、「新しいAIアシスタントとして使い始めた層」は概ね満足している一方、「長年Office編集アプリとして使ってきた層」の不満が★1-2の3割弱に集中しており、両者がほとんど重ならないというのが500件を読んだ結論です。
危険性・注意点は?
直近500件のレビューとApp Store公式ページの記載を確認した範囲で、契約前に把握しておくべき点は次のとおりです。
- アップデートで従来の機能が縮小・変更されることがあります。 前述のとおり、Word・Excel・PowerPointの編集やOneDrive連携が使いにくくなった、あるいはできなくなったという報告が★1-2の28%を占めます。「毎日の業務にこのアプリでのファイル編集を組み込んでいる」場合は、仕様変更で業務に支障が出るリスクを踏まえておく必要があります
- アプリの削除・アップデートに伴うデータ消失の報告があります。 「アプリを削除したら作成したPDFのデータも消えた」「クラッシュしてWordデータが2時間分消えた」という投稿があり、重要なファイルは端末外(OneDriveなど)にも保存しておくことが推奨されます
- ライセンス認証が不安定という報告が複数あります。 インストール直後は使えても、時間が経つと再度ライセンス認証が必要になり、有料契約者でも一時的に使えなくなるケースが報告されています
- 購入経路によって解約・サポート窓口が異なります。 Amazon経由でMicrosoft 365ライセンスを購入した場合にiPhoneでの認証がうまくいかなかったという報告があり、App Store・Microsoft公式サイト・小売店のどこで契約したかによって手続きが変わる点に注意してください
これらはいずれもレビュー投稿者個人の体験に基づく報告であり、全ユーザーに一律に起きているとは確認できていません。開発元はMicrosoft Corporationという法人です。
無料版はどこまで使えるか
- 基本的なAIチャット(調べもの・相談・要約など)は無料アカウントでも利用できますが、1日あたりの利用回数には上限があり、前述のとおりアップデートを境に上限に達しやすくなったという報告が増えています
- Word・Excel・PowerPointなどのOfficeファイルの「閲覧」はアプリ内で可能ですが、「編集」については、無料あるいは下位プランではOffice単体アプリのインストールへ誘導される、あるいは編集そのものがしづらくなったという報告が複数あります。正式な無料版の編集可否は公式ページに明記されていないため、実際の挙動はアプリ内の表示で確認してください
- 画像・PDFのアップロードと要約、複数のAIモデルからの選択などは無料でも一通り試せますが、快適さや利用量の上限緩和を求める場合はMicrosoft 365への加入が視野に入ります
- 「Office編集アプリ」としての従来の使い方を重視する場合は、無料版でまず現在の挙動(編集できる範囲、上限の有無)を確認してから、Word・Excel・PowerPointの単体アプリへの切り替えや課金の要否を判断することをおすすめします
解約(自動更新の停止)方法
Microsoft 365は購入した経路によって解約手順が異なります。
App内課金(Apple経由)で登録した場合
- 「設定」アプリ → 自分の名前 → 「サブスクリプション」
- 「Microsoft Copilot」または契約中のMicrosoft 365プランを選択
- 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップ
Microsoft公式サイトや量販店・Amazonなどでライセンスを購入した場合
Apple側の「サブスクリプション」画面には表示されないため、Microsoftアカウントの管理画面(account.microsoft.com のサービスとサブスクリプション)から解約手続きを行う必要があります。前述のとおり、購入経路の違いが原因でライセンス認証がうまくいかないという報告もあるため、契約時にどちらの経路で購入したか控えておくことをおすすめします。
競合アプリとの比較
同じ生成AIチャット系アプリとして、本サイトで既に深掘りレビューしている4本と比較しました。評価・評価件数は各記事の取得時点のものです。
| アプリ | 評価 | 評価件数 | 開発元 | 入門プラン目安 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|---|
| Microsoft Copilot(本記事) | ★4.45 | 19.5万件 | Microsoft Corporation | ¥2,100/月〜(Microsoft 365 Personal、Office込み) | Office統合型AIアシスタント |
| ChatGPT | ★4.68 | 219.8万件 | OpenAI OpCo, LLC | ¥1,400/月〜(ChatGPT Go) | 汎用AIチャット |
| Google Gemini | ★4.57 | 85.2万件 | ¥720/月〜(AI Plus) | 汎用AIチャット・Google連携 | |
| Claude | ★4.54 | 36,786件 | Anthropic PBC | ¥3,000/月〜(Claude Pro、入門プランなし) | 文章作成・コーディング特化 |
| Grok | ★4.68 | 160,378件 | X Corp. | ¥1,500/月〜(SuperGrok Lite) | X連携・DeepSearch |
評価件数で見ると、ChatGPTが220万件近くと突出しており、Microsoft Copilotも19.5万件と汎用AIチャット系の中では中規模です。価格面での最大の違いは、Microsoft CopilotだけがAI単体の安価な入門プランを持たず、Officeアプリ一式とセットのMicrosoft 365への加入が前提になる点です。すでにMicrosoft 365でOfficeを使っている人にはAI機能が実質的な追加価値になりますが、AI機能だけを比較検討したい場合は、Google Geminiの月720円やChatGPTの月1,400円といった入門プランの方が試しやすいでしょう。
よくある質問
Q. Microsoft Copilotは無料でどこまで使える?
A. 基本的なAIチャットや、Officeファイルの閲覧・要約は無料アカウントでも利用できます。ただし1日あたりの利用回数には上限があり、前述のとおりアップデート以降は上限に達しやすくなったという報告が増えています。ファイルの編集を無料版で本格的に行いたい場合は、実際にアプリ内で挙動を確認することをおすすめします。
Q. 急にWordやExcelが編集できなくなったのはなぜ?
A. 公式に明確な説明は見つかりませんでしたが、アプリ全体がAIアシスタントとしての機能を前面に出す方向へアップデートされたことに伴い、ファイル編集の導線が変わった・縮小されたと考えられます。本文付きレビューにも同様の変化を報告する投稿が★1-2の28%を占めており、複数回のアップデートにわたって起きている変化とみられます。
Q. Microsoft Copilotの料金プランはどれを選べばいい?
A. すでにMicrosoft 365(Office)を契約している、またはこれから契約する予定なら、AI機能はそのプランに含まれます。AI機能だけを試したい場合、Microsoft Copilotには安価な単体プランがないため、まず無料版で使用感を確認し、必要な場合はOfficeも使うことを前提にMicrosoft 365 Personal(月2,100円)以上を検討するのが現実的です。
Q. 解約方法は?
A. App Store経由で契約した場合はiPhoneの「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」から解約します。Microsoft公式サイトや量販店経由で契約した場合は、Microsoftアカウントの管理画面から解約手続きを行う必要があります(詳細は前章)。
まとめ
Microsoft Copilotは、Word・Excel・PowerPointをまとめて使えた「Office統合アプリ」から、複数のAIモデルと連携する「AIアシスタント」へと大きく姿を変えたアプリです。App Store全体評価は★4.45(19.5万件)と高水準ですが、直近レビュー500件を分析すると、単純平均が★2.32まで下がっていること、内訳はOffice機能の縮小・変更への不満(28%)、クラッシュ・不具合(17%)が上位を占めること、一方で高評価(★4-5)の92.5%は不満を併記していないことが確認できました。満足層と不満層がはっきり分離している背景には、「AIアシスタントとして新しく使い始めた層」と「長年Office編集アプリとして使ってきた層」で期待する用途が異なる点があると考えられます。課金はMicrosoft 365 Personal(月2,100円)などOffice一式とセットが前提で、AI単体の安い入門プランはない点も踏まえ、まず無料版で「今の自分の使い方」に必要な機能が残っているかを確認してから、Microsoft 365への加入を判断するのが手堅い進め方です。汎用AIチャットアプリとしての比較はChatGPTのレビュー・Google Geminiのレビュー・Claudeのレビュー・Grokのレビューもあわせてご覧ください。
本記事の数値データはすべて2026年9月18日にApp Store公開データおよび公式掲載のApp内課金情報から取得したものです。Microsoft公式サイト(microsoft.com)にはネットワーク制限のため本記事作成時点でアクセスできなかったため、課金プランの詳細な機能差に関する記述はApp Store掲載情報とレビュー本文の言及に基づいており、公式に確認できなかった部分は断定を避けた表現を用いています。仕様・価格は変更される場合があります。レビューポリシーは運営者情報、広告の取り扱いはPR表記ポリシーをご覧ください。