結論(30秒でわかる)

向いている人

  • 「日本100名城」「続日本100名城」の2つの公式リストだけを計画的に巡りたい人(後述のとおり、全国3,000件超の城を検索できる汎用データベース型アプリとは違い、この2リストのチェック・可視化に機能を絞っています)
  • 訪問した城の写真やメモを城ごとに整理し、あとから振り返りたい人(後述のとおり、写真・メモの紐づけ保存と、日付順・城ごとの振り返り機能を備えています)
  • 月120〜300円程度の少額課金で、広告非表示や写真・動画の保存容量アップを買う判断に抵抗がない人(後述の課金構造のとおり、ライトプラン・プレミアムプランともに年額でも1,200〜3,000円に収まります)

向いていない人

  • 100名城・続100名城以外の城も含めて全国の城情報を網羅的に検索・記録したい人(後述の競合比較のとおり、全国3,000件超の城データベースを持つ「お城がいいね」のような汎用アプリとは設計思想が異なります)
  • 同じ用途なら完全無料のアプリで済ませたい人(後述の競合比較のとおり、同じ「100名城・続100名城」訪問記録という用途で、課金要素が一切ない評価1,000件超の大型アプリが2本存在します)
  • 導入前に多くの実使用者のレビュー本文を読んで判断したい人(後述のとおり、評価58件に対し本文付きレビューは執筆時点で1件しか確認できませんでした)

日本の名城訪問記録とはどんなアプリか

項目内容
アプリ名日本の名城訪問記録~100名城・続100名城~
開発元個人開発者
価格無料(App内課金あり)
App Store評価★4.14(58件)
リリース2025年9月22日
最新バージョン1.4.4(2026年4月28日更新)
対応OS / サイズiOS 15.6以上 / 83MB
年齢レーティング4+
カテゴリ旅行、ライフスタイル

(以上、App Store公式ページ掲載情報、2026年9月10日取得)

開発元の公式サイト(kirickp.com)は、本記事執筆時の環境のネットワーク制限によりWebFetchで到達できませんでした。そのため以降の課金・機能に関する記述は、App Store公式ページ掲載情報のみを典拠とします。

App Store公式ページの説明によれば、本アプリは「日本100名城」「続日本100名城」という2つの公式リストに絞って、訪問チェック・地図表示・写真とメモの保存・訪問数の自動集計・過去の訪問記録の振り返りを行う記録専用アプリです。アカウント登録(無料)を行うと、機種変更時のデータ引き継ぎやバックアップにも対応します。全国の城を横断的に検索できる汎用データベース機能は持たず、あくまで「2つの公式リストをコンプリートする」という目的に機能が絞られています。

本サイトでは他にも、公式に定められた訪問先リストをコンプリートする専用アプリとして、全国のダムカード収集を管理するDamAppのレビュー、御朱印集めの進捗を管理する御朱印ノートのレビュー、「日本百名山」系リストの登頂チェックに特化した山コレのレビューを掲載しています。本アプリはその「訪問先コンプリート管理」という発想を、日本城郭協会選定の名城リストに適用したアプリです。

課金構造を分解する

App Store公式ページの「App内課金」欄の確認(2026年9月10日取得)によると、本アプリのApp内課金は次の4商品です。

商品名価格内容
ライトプラン(月額)¥120広告非表示
ライトプラン(年額)¥1,200(月換算¥100)広告非表示
プレミアムプラン(月額)¥300広告非表示 + 写真保存枚数アップ(1城20枚→40枚)+ 動画保存(1城3本まで)
プレミアムプラン(年額)¥3,000(月換算¥250)広告非表示 + 写真保存枚数アップ(1城20枚→40枚)+ 動画保存(1城3本まで)

名城訪問チェック・地図表示・写真とメモの保存・訪問数カウント・振り返り・アカウント登録によるバックアップといった主要機能はすべて無料の範囲で使え、課金で解放されるのは「広告非表示」と「保存できる写真・動画の量」に限られます。訪問記録そのものを制限する課金ではなく、快適さを買うタイプの少額課金といえます。

一方で、後述の競合比較のとおり、まったく同じ「100名城・続100名城の訪問記録」という用途で課金要素が一切ない大型アプリが2本存在します。月100〜300円という金額自体は他ジャンルのサブスクと比べて高くはありませんが、「なぜ無料の代替がある中でこのアプリに課金するのか」という納得感は、広告非表示や保存容量以上の独自価値を感じられるかどうかにかかっています。

レビュー1件から見えること

App Store公開データ(2026年9月10日取得)によると、本アプリの評価件数(★の数のみ)は58件、平均★4.14です。しかし本文付きで投稿されたレビューは、App StoreのレビューRSSで取得を試みた時点では1件のみでした。

記事執筆時、本アプリに限らず比較対象の複数アプリ(大型アプリを含む)を対象にApp Store公式のカスタマーレビューRSSを確認したところ、複数回のリトライを経ても一時的にJSON・XMLいずれの形式でも0件を返す状態を広範囲で確認しており、特定アプリ固有の問題ではなくRSS API自体が一時的に不安定だった可能性が高いと判断しています。その中で本アプリについては1件のみ本文を取得できました。評価件数58件に対して1件という極めて限られたサンプルのため、以下は参考情報にとどめます。

取得できた唯一のレビューは★5で、「100名城、続100名城と簡単に記録ができます。何より使いやすい、見やすい」(v1.3.0時点)という好意的な内容でした。ただしサンプルが1件では、不満点や不具合の有無を含めた実際の使用感を裏付けるには不十分です。「使いやすい」という評価も含め、断定はせず、今後のサンプル拡充が必要な項目として扱います。

機能の一点特化ぶり:2つの公式リストへの絞り込み

App Store説明文(2026年9月10日取得)によれば、本アプリの機能は次の6つに限定されています。

  • 名城訪問チェック:100名城/続100名城を一覧・地図で管理
  • 写真&メモ:お城ごとに写真やコメントを紐づけて保存
  • 地図表示:近くの城をすぐ確認、次の目的地選びに活用
  • 訪問数カウント:訪問チェックした名城を自動集計
  • 振り返り:過去に訪問した城を日付順・城ごとに振り返り
  • バックアップ:アカウント登録(無料)でデータ引き継ぎ

全国3,000件以上の城情報を検索できる汎用データベース型アプリとは異なり、収録対象は日本城郭協会選定の「日本100名城」「続日本100名城」の合計200城に絞られています。開発元(個人開発者)は他にも、四国八十八ヶ所霊場の巡礼記録に特化した「お遍路記録」、日本百名山・二百名山・三百名山の登頂記録に特化した「日本の名山登頂記録」、「日本の滝100選訪問記録」、「日本の灯台訪問記録」など、公式に定められた訪問先リストのコンプリート管理という一貫したコンセプトのアプリを複数リリースしており、本アプリはその中で最も評価件数が多い(=最も実績のある)アプリです。

競合アプリとの比較

iTunes Search APIで「100名城」「続100名城」を検索して見つかった同ジャンルのアプリと比較しました(評価・価格はいずれも2026年9月10日取得)。

アプリ名開発元評価価格リリース特徴
日本の名城訪問記録(本記事)個人開発者★4.14(58件)無料+App内課金(月額¥120〜¥300)2025年9月100名城/続100名城の訪問チェック・写真メモ・振り返りに特化
100名城 旅行記Green Speed Inc.(法人)★4.58(2,104件)完全無料(App内課金なし)2017年9月同ジャンルの最大手。直近も2026年8月に更新
続100名城 旅行記個人開発者★4.57(1,077件)完全無料(App内課金なし)2019年4月「100名城 旅行記」の続編版。直近は記事執筆2日前の2026年9月8日に更新
日本100名城スタンプ管理アプリ個人開発者★4.86(21件)完全無料(App内課金なし)-スタンプ帳形式での管理に特化した新興アプリ
100名城-日本百名城完全ガイド&管理ツール個人開発者★4.19(36件)完全無料(App内課金なし)-ガイド情報と管理機能を組み合わせたアプリ
御城帳個人開発者★3.73(11件)完全無料(App内課金なし)-御城印の記録機能も兼ねる

(評価・価格はすべてiTunes Search / Lookup APIおよびApp Store公式ページより2026年9月10日取得。個人開発者の実名は匿名化。「-」はiTunes APIでリリース日を確認できなかった項目)

この比較から見える構図は2つあります。

① 同ジャンルには評価1,000件超の無料大型アプリが2本あり、いずれも課金要素がない。 「100名城 旅行記」(評価2,104件、2017年リリースの老舗)と「続100名城 旅行記」(評価1,077件、直近も記事執筆2日前に更新)は、本アプリと同じ「100名城・続100名城の訪問記録」という用途を、完全無料で長年にわたり提供し続けています。本アプリが少額課金で提供する「広告非表示」「保存容量アップ」以上の独自価値をどこに見出すかが、選択の分かれ目になります。

② ジャンル自体は新規参入が相次ぐ激戦区で、評価0〜数件の新興アプリも多い。 検索結果には「登城手帖」「ココキタ」「御城印日記」「日本名城200+」「城ノート」など、評価0〜6件にとどまる新興アプリも多数見つかりました(本記事の比較表には含めていません)。その中で本アプリの評価58件は、新規参入組としては相対的にまとまった実績といえますが、ジャンルの2大アプリと比べると2桁少ない規模にとどまります。

バージョン履歴から見る開発の継続性

App Store公式ページの「バージョン履歴」欄(2026年9月10日取得)から、リリース以降の更新推移を確認できます。

  • 2025年9月22日(v1.0.0): 初版リリース
  • 2025年9月24日(v1.0.1): ストア掲載内容の修正
  • 2025年10月5日(v1.0.2): 軽微な修正
  • 2025年10月7日(v1.1.0): 県表示の追加、記録画面の操作性改善
  • 2025年10月24日(v1.2.0): 訪問日時・回数登録機能の追加、MAP画面改善、クラッシュ修正
  • 2025年11月11日(v1.2.1): 軽微な修正
  • 2025年11月16日(v1.3.0): 振り返り機能の追加
  • 2026年1月5日(v1.3.1): 城詳細記録画面・訪問チェックアイコンの改善
  • 2026年1月21日(v1.4.0): 広告非表示機能の追加(有料プランの導入)
  • 2026年1月25日(v1.4.1): 軽微な修正
  • 2026年2月14日(v1.4.2): 軽微な修正
  • 2026年3月25日(v1.4.3): アルバム画面の見やすさ向上
  • 2026年4月28日(v1.4.4): 動画保存機能の追加(最新版)

2025年9月のリリースから約7ヶ月間で13回のアップデートを重ねており、ほぼ2〜4週間に1回のペースで更新が続いています。特にv1.2.0では「クラッシュ修正」という安定性改善が行われており、初期の不具合に迅速に対応した形跡が見られます。有料プラン(広告非表示機能)が導入されたのはv1.4.0(2026年1月21日)で、リリースから4ヶ月間は完全無料運営だったことになります。直近のv1.4.4(2026年4月28日)からは約4ヶ月半が経過しており、直近の更新頻度がやや落ち着いてきている可能性はありますが、リリースから一貫して機能追加が続いている点は評価できます。

無料版はどこまで使えるか

  • 名城訪問チェック、地図表示、写真・メモの保存(1城あたり20枚まで)、訪問数カウント、振り返り機能、アカウント登録によるバックアップは、すべて無料の範囲で利用できます
  • 課金で変わるのは「広告表示の有無」と「保存できる写真の枚数(20枚→40枚)・動画保存の可否(1城3本まで)」の2点のみで、訪問記録の作成・閲覧そのものが制限されることはありません
  • 前述のとおり、同ジャンルには課金要素が一切ない無料大型アプリも複数存在するため、広告表示や保存容量に強いこだわりがなければ、無料の範囲だけで運用することも十分可能です

解約方法(手順)

ライトプラン・プレミアムプランはいずれもApp内課金のサブスクリプションのため、他の多くのサブスク型アプリと同様にApple IDのアカウント設定から解約します。

  1. iPhoneの「設定」アプリを開き、最上部の自分の名前(Apple ID)をタップする
  2. 「サブスクリプション」を選択する
  3. 一覧から本アプリを選び、「サブスクリプションをキャンセル」をタップする

購読期間終了日の24時間前までに解約手続きをしないと自動更新される仕様のため、契約を継続しないと決めた場合は早めに手続きを済ませる必要があります(Apple公式のサブスクリプション管理の一般仕様にもとづく)。解約後も、それまでに記録した訪問データ自体が削除されるかどうかは、本記事執筆時点の公開情報からは確認できませんでした。

よくある質問

Q. 日本の名城訪問記録は無料で使える?

A. はい。名城訪問チェック・写真メモ・振り返り機能まで含めて基本機能は無料の範囲で利用できます(2026年9月10日、App Store公式ページで確認)。前述のとおり、課金で解放されるのは広告非表示と保存容量アップのみです。

Q. できることは何?

A. 日本城郭協会選定の「日本100名城」「続日本100名城」の合計200城について、訪問チェック・地図での確認・写真とメモの保存・訪問数の自動集計・過去の訪問記録の振り返りができます。全国の城を横断的に検索する汎用データベース機能は持ちません。

Q. 「100名城 旅行記」など無料の大型アプリと何が違う?

A. 前述の競合比較のとおり、「100名城 旅行記」(評価2,104件)「続100名城 旅行記」(評価1,077件)はいずれも完全無料で同じ用途を提供しています。本記事執筆時点では、本アプリがこの2本に対して機能面で明確に優位な点は確認できておらず、UIの好み・少額課金で保存容量を増やしたいかどうかが選択の基準になりそうです。

Q. 評判は良い?

A. App Store公開データでは評価58件・平均★4.14です。ただし本文付きレビューは執筆時点で1件しか確認できず、具体的にどこが評価されているか・不満があるかを裏付けるには材料が不足しています。

まとめ

「日本の名城訪問記録」は、日本100名城・続日本100名城という2つの公式リストの訪問チェックと写真記録だけに機能を絞った、個人開発の記録アプリです。2025年9月のリリースから7ヶ月間で13回のアップデートを重ねる開発の勢いや、月120〜300円という少額に抑えた課金設計は好印象です。一方で、まったく同じ用途を完全無料で提供する評価1,000件超の大型アプリが2本存在するジャンルであり、本文付きレビューも執筆時点で1件しか確認できていません。100名城巡りの記録先を探していて、UIの好みや少額課金への抵抗がなければ検討の価値はありますが、まずは無料で使える機能の範囲で試し、大型の無料アプリとも見比べてから判断することをおすすめします。

本サイトでは他にも、公式リストの訪問先をコンプリートする専用アプリとして、全国のダムカード収集を管理するDamAppのレビュー、御朱印集めの進捗を管理する御朱印ノートのレビュー、「日本百名山」系リストの登頂チェックに特化した山コレのレビュー、四国八十八ヶ所のお遍路をサポートする遍路のあかり+プラスのレビューも掲載しています。あわせてどうぞ。


本記事の数値データはすべて2026年9月10日にApp Store公開データおよびiTunes Search/Lookup APIから取得したものです。開発元の公式サイト(kirickp.com)は本記事執筆時の環境のネットワーク制限でWebFetch到達不可のため、課金・機能に関する記述はすべてApp Store掲載情報にもとづいています。評価件数58件に対し、本文付きレビューはApp StoreのレビューRSSが記事執筆時点で広範囲に不安定な状態だったため1件しか確認できず、レビュー内容にもとづく分析はこの1件の範囲にとどめて記載しています。レビューポリシーは運営者情報、広告の取り扱いはPR表記ポリシーをご覧ください。