結論(30秒でわかる)
向いている人
- 家族・友人・職場との連絡手段として、無料の範囲(メッセージ・通話・スタンプ・オープンチャット)で十分な人
- 広告非表示や「送信取消」「ミュートメッセージ」など特定の有料限定機能に、月数百円を払う価値を感じる人
- 複数の公式アカウント・お店の予約・行政サービスとのやり取りなど、LINEが事実上の生活インフラになっている環境で暮らしている人
向いていない人
- 「前まで無料で使えていた機能」が急に有料化されることに強い抵抗がある人(後述のとおり直近レビューの約4割がこの種の不満です)
- アップデートのたびにUIや使い勝手が変わることにストレスを感じる人(後述のとおり直近レビューの約3割が仕様変更への不満です)
- 課金前にどのプランで何ができるかを完全に把握してから契約したい人(後述のとおりLYPプレミアム・LINE AIサービス・スタンププレミアム・LINEコインが並行して存在し、公式サイトでの詳細確認が難しい状況でも本記事ではApp Store掲載情報以上の内訳は確認できていません)
LINEとはどんなアプリか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アプリ名 | LINE |
| 開発元 | LINE Corporation(LINEヤフー株式会社グループ) |
| 価格 | 無料(App内課金あり) |
| App Store評価 | ★2.94(51.0万件) |
| リリース | 2011年6月 |
| 最新バージョン | 26.14.0(2026年9月2日更新) |
| 対応OS / サイズ | iOS 18.0以上 / 382MB |
| 年齢区分 | 12+ |
2011年の東日本大震災を契機に生まれたメッセージアプリで、日本国内ではほぼ全世代に浸透した生活インフラ的な存在です。メッセージ・無料通話・スタンプに加え、公式アカウントによる企業・自治体からの連絡、複数人が話題ごとに参加できる「オープンチャット」、ニュースやショート動画を見る「LINE VOOM」まで機能が広がっています。SNSとしての使われ方という点ではXのレビューやTikTokのレビューで扱った不特定多数への発信ツールとは異なり、既知の相手との連絡が中心という位置づけです。
なお本記事作成時点(2026年9月4日)ではネットワーク制限により開発元の公式ヘルプサイト等へ直接アクセスできませんでした。そのため課金プランの記述は、App Store公式ページに掲載されているApp内課金情報のみを典拠とし、各プランの詳細な機能範囲など確認できなかった部分は断定を避けています。
課金構造を分解する
App Storeの「App内課金」一覧(2026年9月4日取得)を確認すると、LINEには性質の異なる4系統の課金が並行して存在します。
| 系統 | 商品 | 価格(月額) |
|---|---|---|
| LYPプレミアム | ライトプラン(エンジョイパック) | ¥290 |
| LYPプレミアム | スタンダードプラン | ¥650 |
| LYPプレミアム | with Netflix | ¥890〜 |
| LINE AIサービス | 使い放題プラン | ¥750 |
| LINEスタンププレミアム | ベーシックコース | ¥290 |
| LINEスタンププレミアム | デラックスコース | ¥650 |
| LINEコイン | 50コイン〜500コイン | ¥150〜¥1,200(6段階) |
「with Netflix」という商品名から、上位プランにはNetflixが付帯することが商品名自体から確認できます。一方でLYPプレミアムとLINEスタンププレミアムはそれぞれ別建ての月額課金で、価格帯(¥290/¥650)が偶然にも重なっているため、App Storeの表示だけでは「どちらに入ればどの機能が使えるか」が非常にわかりにくい構成になっています。LINEコインは「70コイン」だけ¥160と¥210の2種類の価格が表示されており、キャンペーン等による表示のゆらぎの可能性がありますが、本記事では理由を断定できません。
直近レビューでは、この課金構造そのものへの戸惑いよりも、「従来無料だった機能が事後的に有料化された」という反発が中心です。分析対象500件のうち、「ミュートメッセージ」(送信しても相手に通知が届かない機能)への言及が65件(13.0%)あり、そのうち59件(90.8%)が★1〜2でした。
「使えなくなった。課金要素にしたからもう使わないね!」(★1) 「以前までミュートメッセージが普通に使えていたのに、本日使おうとしたらプレミアムに入っていないと送れない仕様になっていました」(★3) 「便利なものを剥奪して課金をさせようとする、その運営の姿勢には感心できません」(★1)
このほか「送信取消」(誤送信メッセージの取り消し)についても、Yahoo!との統合後に有料化されたと訴える投稿が複数あり、「ブロックした相手の連絡先を自分の端末から消す」機能を課金制にすることに対して、ストーカー被害対策の観点から疑問を呈するレビューもありました。有償の「着せ替え」(LINEのデザインテーマ)についても、購入済みのはずが直近アップデートで反映されなくなったという不満が91件(18.2%)あり、うち86件(94.5%)が★1〜2でした。
レビュー500件を分析してわかったこと
App Storeの「最新順」レビュー500件(2026年9月4日取得)を分析しました。App Store全体評価は★2.94(51.0万件)である一方、直近500件の文章レビューの平均は★1.58で、内訳は★5が19件(3.8%)、★4が17件(3.4%)、★3が37件(7.4%)、★2が91件(18.2%)、★1が336件(67.2%)でした。
分析対象500件のうち467件(93.4%)が直近2バージョン(26.13.0・26.14.0)に集中しており、特定のアップデート直後の反応がレビュー全体を支配している状態であることをあらかじめお断りしておきます。長期的な満足度の平均ではなく、直近の仕様変更に対する反応と捉えるのが妥当です。
★1〜2の低評価427件(全体の85.4%)を不満の内容で分類すると次のとおりです(1件が複数テーマに該当する場合は重複カウント)。
| 不満カテゴリ | 件数 | ★1-2内の比率 |
|---|---|---|
| 有料化・機能制限への不満(プレミアム誘導含む) | 166件 | 38.9% |
| UI改悪・仕様変更への不満 | 135件 | 31.6% |
| 広告・宣伝表示の増加 | 47件 | 11.0% |
| 不具合・クラッシュ・動作の重さ | 18件 | 4.2% |
| ログイン・機種変更・引き継ぎトラブル | 6件 | 1.4% |
読み取れることは2つあります。
① 不満の中心は「値段」ではなく「後出しでの機能制限」。 前章のとおり、ミュートメッセージ・送信取消・着せ替えの反映など、いずれも「以前は無料で使えていたのに、今は制限された」という文脈での不満です。価格そのものへの言及(高すぎる等)は少数派で、「有料化の進め方」に対する不信感が低評価の主因になっています。
② 全体評価(★2.94)と直近の実感(★1.58)にギャップがある。 51.0万件という母数の大きさに対して直近の文章レビューが極端に厳しいのは、前述のとおり特定バージョンへの反応が集中しているためです。★4〜5のレビュー36件(7.2%)を見ると「オープンチャットが便利」「スタンプが豊富」といった基本機能への満足の声も一定数あり、批判の対象は「LINEというサービス全体」ではなく「直近の有料化・改悪の進め方」に絞られているとみるのが妥当です。
無料版はどこまで使えるか
メッセージ・無料通話(音声・ビデオ)・スタンプの送受信・公式アカウントの利用・オープンチャットへの参加・ニュースの閲覧など、LINEの中心的な機能はいずれも無料で使えます。前章の「課金構造を分解する」で確認したとおり、有料化の対象になっているのはミュートメッセージ・送信取消・一部の着せ替え表示など、あくまで付加的な機能であり、連絡手段としての基本利用に課金は必須ではありません。
一方で、直近レビューには「ブロックした相手の連絡先削除が課金制になっている」という、安全面に関わる機能が有料化されたとする指摘もあり、無料版のままだと一部のプライバシー関連機能が制限される可能性がある点は把握しておくべきです(本記事ではこの機能範囲について公式サイトでの確認はできていません)。
解約方法(手順)
LYPプレミアム・LINE AIサービス・LINEスタンププレミアムはいずれもApp内課金(自動更新サブスクリプション)です。アプリを削除しただけでは解約になりません。
- iPhoneの「設定」アプリ → 自分の名前 → 「サブスクリプション」
- 該当のLINE関連サブスクリプションを選択
- 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップ
更新日の24時間以上前に手続きしないと次回分が請求されます。この手順が有効なのは、iOS版アプリ内でApple IDを通じて契約した場合のみです。 Web版やAndroid版など別の経路で契約した場合はこの手順では解約できないため、まずLINEアプリ内の「設定」→契約状況の確認画面で、どの経路で契約しているかを確認することをおすすめします。
競合アプリとの比較
主要なメッセージアプリと比較します。いずれも本記事作成時点(2026年9月4日)に各社App Storeページから取得した数値です。
| アプリ | 評価 | 評価件数 | 有料プランの位置づけ |
|---|---|---|---|
| LINE | ★2.94 | 51.0万 | LYPプレミアム¥290〜890/月。従来無料だった一部機能が段階的に有料化 |
| Discord | ★4.70 | 54.0万 | Nitro¥350〜1,050/月。絵文字上限やアップロード容量の拡張が中心で、基本のテキスト・音声チャットは無料のまま |
| ★4.50 | 26.0万 | 広告非表示の任意課金(複数アカウント向け¥3,500〜4,500)のみで、メッセージ機能自体に課金要素なし | |
| Telegram | ★3.40 | 3,902 | Telegram Premium¥650/月。ファイルサイズ上限拡大等が中心で、基本のメッセージ機能は無料のまま |
評価件数で見るとLINEとDiscordが主要メッセージアプリの中でも上位規模の指名検索・利用者を抱えています。他のメッセージアプリの課金は「上限の拡張」「広告の削除」などプラス方向の付加機能が中心である一方、LINEは前章のとおり「従来無料だった機能の一部が有料側に移った」というマイナス方向からの課金誘導が直近レビューで強く指摘されている点が、他アプリとの違いとして目立ちます。
よくある質問
Q. LINEの課金は何に使われている?
A. App Storeの課金情報(2026年9月4日取得)では、①LYPプレミアム(月額290〜890円、ミュートメッセージ・送信取消・広告削減など)、②LINE AIサービス使い放題プラン(月額750円)、③LINEスタンププレミアム(月額290〜650円、スタンプ使い放題)、④LINEコイン(¥150〜¥1,200、スタンプ・着せ替えの個別購入用)の4系統が並行して存在します。
Q. LYPプレミアムは入る価値がある?
A. 主な価値は広告の削減と、ミュートメッセージ・送信取消といった有料限定機能の利用です。直近レビューでは「これらの機能はもともと無料だった」という反発が大きく、新しく便利になったから入る、というより「以前の無料体験を取り戻すために課金する」形になっている点には注意が必要です。
Q. スタンププレミアムは元が取れる?
A. 月額290〜650円でスタンプが使い放題になるプランです。個別購入(LINEコインでの都度課金)よりお得かどうかは、普段どれだけスタンプを使い分けるか次第で、本記事のレビュー分析だけでは断定できません。
Q. 無料でどこまで使える?
A. メッセージ・無料通話・スタンプの送受信・公式アカウント・オープンチャットなど、連絡手段としての基本機能は無料で使えます。有料化されているのはミュートメッセージ・送信取消・一部の着せ替え表示など付加的な機能です。
Q. 解約方法は?
A. iPhoneの「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」から該当プランを選び、キャンセル手続きを行います(詳細は前章)。Web版など別経路で契約した場合はApp内の手順では解約できないため注意してください。
まとめ
LINEは、メッセージ・無料通話・オープンチャットまでを無料の範囲で使える生活インフラとしての存在感は今も健在で、指名検索の母数もメッセージアプリの中で最大級です。一方で直近レビュー500件の分析からは、★1-2が85.4%を占め、その内訳の約4割がミュートメッセージ・送信取消・着せ替えなど「従来無料だった機能の有料化」への反発であること、約3割がアップデートによるUI変更そのものへの不満であることが確認できました。LYPプレミアム・LINE AIサービス・LINEスタンププレミアム・LINEコインという4系統の課金が並行して存在し、価格帯が近いプランもあるため、契約前にどの課金がどの機能に対応するのかをApp内の設定画面で必ず確認してから判断することをおすすめします。基本の連絡手段としての利用だけであれば、課金なしでも引き続き支障なく使えます。
本記事の数値データはすべて2026年9月4日にApp Store公開データから取得したものです。開発元公式サイトにはネットワーク制限のため本記事作成時点でアクセスできなかったため、課金プランの記述はApp Store掲載情報に基づいており、プラン間の詳細な機能範囲など確認できなかった部分は断定を避けた表現を用いています。仕様・価格は変更される場合があります。レビューポリシーは運営者情報、広告の取り扱いはPR表記ポリシーをご覧ください。