結論(30秒でわかる)

向いている人

  • iPadで手書きノートを取りたい学生・社会人で、ノート数を気にせず使いたい人(年額¥1,600の「ベーシック」でノート数の上限がなくなる)
  • 紙の資料をPDFで取り込み、手書きで注釈・マーカーを入れて管理したい人
  • 既にGoodNotes 5を買い切りで購入済みで、そのまま旧バージョンを使い続けるという選択肢があることを理解している人

向いていない人

  • 「一度買えばずっと使える」買い切り型を求めている人(後述のとおり、現行アプリのApp内課金には全機能解放の単体購入オプションが見当たりません)
  • 無料の範囲で複数のノートを作り分けたい人(後述のとおり、無料版は「ノート3冊まで」に制限されているという指摘が複数のレビューにあります)
  • 不具合発生時に迅速なサポート対応を必要とする人(後述のとおり、直近レビューでは問い合わせへの返信の遅さへの不満が目立ちます)

GoodNotesとはどんなアプリか

項目内容
アプリ名GoodNotes(正式表記: Goodnotes: AI ノート、ドキュメント、PDF)
開発元Goodnotes Limited
価格無料(App内課金あり)
App Store評価★4.67(266,565件)
現行アプリの配信開始日2019年1月15日(App Store掲載データ)
最新バージョン7.1.24(2026年9月21日配信)
対応OS / サイズiOS 18.6以上 / 794MB
年齢区分4+

(2026年9月23日、App Store公式ページおよびiTunes Lookup APIで取得)

手書きノート・PDF注釈アプリの代表格で、最新バージョンは本記事執筆の2日前に配信されており、更新頻度は高水準です。アプリの説明文には「世界中2500万人以上のユーザーが使っている」という記載がありますが、これは開発元自身による自己申告の数値であり、第三者機関による検証ではない点に注意してください。

説明文にはもう一つ重要な記載があります。「既存のGoodnotesユーザーの皆様は、Goodnotes 5を継続してご利用いただくか、新しいGoodnotesへアップグレードしていただくことが可能です」という一文です。これは、かつて買い切り購入だった「GoodNotes 5」から、サブスク中心の現行版「GoodNotes 6」への大きなモデル転換があったことを示しています。この移行が、後述するレビューの不満の多くと関係しています。

課金構造を分解する(年額1,600円は何ができる?)

App Store公式ページのApp内課金欄に記載されている商品は、次のとおりです(2026年9月23日、App Store公式ページをWebFetchで確認)。

課金アイテム価格種別
ベーシック(年額)¥1,600サブスクリプション
プロ(年額)¥4,880サブスクリプション
特別版¥3,580〜¥4,880(表示にばらつきあり)ー(App Store表示のみでは種別不明)
ドット入りスクエア: 下書き用紙¥150単発課金(テンプレート)
究極のステッカーパック¥600単発課金(アイテム)
Goodnotes 6 無料トライアル¥0無料体験

年額換算では、ベーシックは月あたり約¥133、プロは月あたり約¥407です。「特別版」という商品名は、同日中に2回App Store公式ページを取得しただけでも¥3,580・¥3,900・¥4,880と異なる価格で表示され、内容や条件の違いをApp Store表示だけから判別できませんでした。 公式サイト(goodnotes.com)は今回の取材環境からアクセス制限があり直接確認できなかったため、本記事の料金情報はApp Store公式ページに掲載されたApp内課金情報のみを典拠としています。契約前に必ずアプリ内またはApp Storeの最新表示を確認してください。

ベーシックとプロの機能差はApp Store掲載情報だけでは明確に読み取れませんが、アプリの説明文からは、プロ限定機能として「Outlookカレンダー連携によるリマインダー」が挙げられています。それ以外の主要機能(手書き、PDF注釈、AIによる音声文字起こし・要約など)はベーシックでも利用できる案内になっています。

口コミ500件を分析してわかったこと

App Storeの「最新順」レビュー500件(2026年9月23日取得)を分類・集計しました。

まず前提として、全体評価★4.67(266,565件)に対し、直近500件の文章レビュー平均は★2.72と大きく下回っています。星の内訳は★1が183件(36.6%)と最多で、★5の102件(20.4%)を大きく上回っており、長期の蓄積評価と直近の反応との間に明確なギャップがあります。

★1-2(244件・全体の48.8%)の不満を分類

レビュー本文を読み、言及内容で分類しました(1件で複数テーマに言及するものは重複計上)。

不満カテゴリ件数★1-2内比率
バグ・不具合(落ちる・消える・フリーズ等)46件18.9%
サブスク・買い切り・課金・値上げへの不満29件11.9%
デバイス間の同期トラブル15件6.1%
最新版への切り替え宣伝・アップグレード催促がしつこい9件3.7%
サポート対応(問い合わせへの反応がない等)6件2.5%

最大の不満カテゴリは、課金体系そのものではなく「バグ・不具合」です。 「メモが消えた」「フリーズして落ちる」「同期が飛ぶ」といった、ノートアプリとしての根幹に関わる報告が46件(18.9%)ありました。次いで多いのが課金・サブスク関連の29件(11.9%)で、「バグが多いのに値上げするのか」「買い切りだったのにサブスクに移行させられた」といった、前章の「GoodNotes 5→6」の移行に起因すると見られる不満が目立ちます。

サブスク・課金に言及した29件のうち、実に24件(82.8%)が★1評価でした。単なる「高い・安い」という価格感の問題ではなく、モデル転換そのものへの反発が強いことがうかがえます。

★4-5(185件・全体の37.0%)の称賛を分類

称賛カテゴリ件数★4-5内比率
使いやすい・便利43件23.2%
手書き・ペンの書き心地が良い15件8.1%
端末間の共有・同期が便利5件2.7%

称賛の中心は、手書きノートアプリとしての基本的な使い勝手・書き心地です。「サブスク料金は格安」と好意的に受け止めている声もある一方、同じ「同期」というキーワードが不満側(15件)でも称賛側(5件)でも挙がっており、同期機能の安定性がユーザーによって評価が割れるポイントになっていることがわかります。

競合アプリとの比較

App Store「GoodNotes」検索の関連アプリ、および同ジャンルの主要アプリと課金構造を比較します(2026年9月23日、App Store公式ページで取得)。

アプリ評価主なサブスク買い切りオプション
GoodNotes★4.67(26.6万件)ベーシック年額¥1,600 / プロ年額¥4,880見当たらず
Notability★4.6(1.4万件)Lite / Plus / Proの3段階サブスクNotability Classic ¥8,000(買い切り)
自由ノート(Freenotes)★4.6(3.7万件)年間プラン¥1,050〜、週間プラン¥230〜Lifetimeプラン ¥3,390(買い切り)

3アプリのうち、現行のApp内課金に買い切りの全機能解放オプションが見当たらないのはGoodNotesだけでした。 Notabilityは旧来の買い切りユーザー向けに「Notability Classic」を今も併売しており、自由ノートはサブスクに加えて「Lifetime」の一括購入枠を用意しています。GoodNotesで買い切りにこだわりたい場合、現実的な選択肢は「サブスクに加入しない」か「旧バージョンのGoodNotes 5を使い続ける」のいずれかになります。

なお、自由ノートの週間プラン(¥230/週)は年間換算するとベーシックの年額¥1,600より大幅に高くなる計算です。週単位のサブスクは短期利用のつもりが自動更新で高額になりやすいため、契約期間の単位には注意してください。

無料でどこまで使えるか

App Store公式ページのApp内課金欄には無料版の制限に関する明示的な記載がありませんでしたが、複数のレビューから次のことがわかりました。

  • 無料版で作成できるノートは3冊までに制限される、という指摘が複数のレビューにありました(「ノートは3冊に制限されるがページ制限がないのはありがたい」「課金しないとノートを無制限に作れないのが不便」)
  • 一方で、1冊あたりのページ数には上限がないという報告もあり、少数のノートに絞って使う分には無料でも運用できる可能性があります
  • 本文付きレビュー500件のうち1件には、無料の範囲で使用していたところ突然開けなくなり「アップグレードしろ」と表示されたという指摘がありました。多くのユーザーに共通する不具合かは今回のデータからは判断できず、断定はできませんが、大事なノートは定期的にPDF等でエクスポートしてバックアップしておくと安心です

「まず無料で試したい」場合は、3冊という上限を踏まえて使い方を決めることをおすすめします。

解約(自動更新の停止)方法

ベーシック・プロはいずれもApple IDに紐づくサブスクリプションとして提供されています。iPhoneの設定から手続きします。

  1. 「設定」アプリ → 自分の名前 → 「サブスクリプション」
  2. 「GoodNotes」(またはGoodnotes 6)を選択
  3. 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップ

更新日の24時間以上前に手続きしないと次回分が請求されます。前章のとおり、サブスク関連の不満29件のうち82.8%が★1評価という結果を踏まえると、契約前に無料版の制限(ノート3冊まで)を試した上で、必要になった時点で加入するのが安全な使い方といえます。

よくある質問

Q. GoodNotesは無料で使える?

A. 基本機能は無料でも使えますが、複数のレビューによると無料版で作成できるノートは3冊までに制限されており(1冊あたりのページ数は無制限)、それ以上使うには年額¥1,600の「ベーシック」以上への加入が必要です。

Q. 買い切り版はないの?

A. 2026年9月23日時点のApp Store掲載情報では、現行アプリのApp内課金にサブスク中心の商品が並んでおり、Notabilityの「Notability Classic」(¥8,000買い切り)のような全機能解放の単体購入オプションは確認できませんでした。過去にGoodNotes 5を買い切りで購入したユーザーは、そのバージョンを継続利用できるとアプリの説明文に記載されています。

Q. 急に使えなくなった・データが見れなくなったという口コミは本当?

A. 本文付きレビュー500件の中に、無料の範囲で使っていたところ突然開けなくなったという指摘が1件ありました。多くのユーザーに共通する不具合かは今回のデータからは判断できませんが、心配な場合は大事なノートを定期的にPDFでエクスポートしておくことをおすすめします。

Q. 解約方法は?

A. iPhoneの「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」から「GoodNotes」を選び、キャンセル手続きを行います(詳細は前章)。

Q. 他のノートアプリとの違いは?

A. 買い切りの選択肢も残したい場合はNotability、勉強計画そのものを体系的に立てたい場合はスタディサプリのような映像授業アプリ、ノートのデザインや資料作成に力を入れたい場合はCanvaとの組み合わせも選択肢になります。

あわせて使いたいガジェット

手書きノートアプリの書き心地は、対応するタッチペン(Apple Pencil等)の性能に大きく左右されます。筆圧感知や傾き検知に対応したペンを使うと、レビューで称賛の多かった「書き心地」をより実感しやすくなります。長時間の手書き入力にはペーパーライク保護フィルムや、iPadを立てて使えるスタンドを併用すると疲労が軽減されます。

まとめ

GoodNotesは、年額¥1,600の「ベーシック」でノート数の制限がなくなり、PDF注釈や手書きの書き心地といった基本機能への評価が高い、手書きノートアプリの定番です。一方で、直近500件のレビュー分析からは、全体評価★4.67に対し直近の文章レビュー平均は★2.72まで下がっており、「バグ・不具合」(18.9%)と「サブスク・買い切りへの不満」(11.9%、うち82.8%が★1)が上位を占めることがわかりました。これは、旧来の買い切り版「GoodNotes 5」からサブスク中心の現行版への大きなモデル転換が背景にあるとみられます。買い切りにこだわる場合は現行アプリ内に選択肢がない点、無料で試す場合はノート3冊までという制限がある点を理解した上で契約を検討する——が本記事の結論です。勉強計画を体系的に立てたい場合はスタディサプリ、ノートのデザインや資料作成を強化したい場合はCanvaのレビューもあわせてどうぞ。


本記事の数値データはすべて2026年9月23日にApp Store公開データ、およびApp Store公式ページのApp内課金情報・アプリ説明文から取得したものです。公式サイト(goodnotes.com)は取材時にアクセス制限があり直接確認できなかったため、料金情報はApp Store経由で取得した情報のみを典拠としています。価格・仕様は変更される場合があります。レビューポリシーは運営者情報、広告の取り扱いはPR表記ポリシーをご覧ください。