結論(30秒でわかる)

向いている人

  • 業務(測量・空撮・点検等)や趣味でドローン・UAVを飛ばしており、法令上の飛行日誌作成義務を負う操縦者(後述のとおり、対象は2022年12月施行の改正航空法で定められています)
  • 離着陸のたびに紙の日誌へ手書きするのが面倒で、位置情報自動取得とPDF出力でまとめて処理したい人(後述のとおり、現地での一括処理を評価する声が本文付きレビューで多数派です)
  • まずは無料でどこまで使えるか試したい人(後述のとおり、ライトプランは広告表示・飛行時間制限つきながら無料で全機能の骨格を試せます)

向いていない人

  • アプリの通知・アカウント管理を厳密に信頼したい人(後述のとおり、「アプリ削除後もDIPS関連の通知が止まらない」という★1の具体的な指摘があります)
  • 表示される広告の質に敏感な人(後述のとおり、「広告にフィッシングサイトへの誘導が含まれていた」という★1の報告があります)
  • 買い切りでの支払いを望む人(後述のとおり、業務効率化機能はサブスク課金のみで、買い切りへの不満レビューもあります)

ドローンノートとはどんなアプリか

項目内容
アプリ名ドローンノート-UAV(無人航空機)飛行日誌の簡単作成アプリ
開発元SHINY A LLC(法人。バウンダリ行政書士法人監修)
価格無料(ライトプラン)+App内課金(プレミアムプラン)
App Store評価★4.61(303件)
リリース2023年4月25日
最新バージョン2.0.5(2026年8月31日更新)
対応OS / サイズiOS 14.0以上 / 83MB
年齢レーティング9+
カテゴリApp Store分類上は「ビジネス」「ナビゲーション」

(以上、App Store公式ページ掲載情報、2026年9月4日取得)

そもそも、なぜこの手のアプリが必要なのでしょうか。2022年12月5日施行の改正航空法により、ドローン等の無人航空機が「特定飛行」(空港周辺・人口集中地区上空・夜間・目視外飛行など)を行う場合、①飛行記録(様式1)、②日常点検記録(様式2)、③点検整備記録(様式3)の3種類からなる「飛行日誌」の作成・携行・保管が義務付けられました。未記載・虚偽記載は10万円以下の罰金の対象になります(国土交通省航空局「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」PDF、2026年9月4日確認)。

本アプリのApp Store説明文によれば「バウンダリ行政書士法人監修」のもと、国土交通省が定めたこの3様式のフォーマットに準拠し、離着陸時刻・場所を端末の位置情報から自動取得してフライトログを作成できます。操縦者・機体の事前登録、過去日誌の複製、DJI製品などメーカー手順書に沿った任意の日常点検項目の設定にも対応しており、実包等管理帳簿(後述の内部リンク先を参照)と同様、「趣味で使う人」というより「法令上、日誌をつけないと罰金の可能性がある人」向けの帳簿ツールという性格が強いアプリです。

課金構造を分解する

App Store公式ページの説明文(2026年9月4日取得)によると、プランは2種類です。

プラン価格内容
ライトプラン無料広告表示あり、飛行時間に制限あり。飛行記録・日常点検・点検整備の登録/参照/PDF出力は可能
プレミアムプラン初回30日間無料お試し後、月額600円 または 年額6,000円広告非表示、登録画像の画質アップ、PDF一括出力・CSV出力、飛行管理機能(遵守事項チェック・許可承認)、機体タグ管理、Web管理ポータルでのDIPS連携

(App Store公式ページの説明文より、2026年9月4日取得。開発元公式サイト(shiny-app.com/dronenote)および法制化の経緯を報じるPR TIMES記事はいずれも環境のネットワーク制限でアクセスできなかったため、本項の数値はApp Store公式ページの記載のみを典拠とします)

年額6,000円は月額換算で500円相当となり、月額600円より割安です。なお本文付きレビューの中には、旧バージョン(v1.6.7)時点の価格として「プレミアムプラン500円・スタンダードプラン300円」という2段階の月額表示に言及したものがあり、現在の「月額600円/年額6,000円」の1プランに統合される過程で価格が引き上げられた形跡がうかがえます。この価格変遷自体は良し悪しを断定できる材料ではありませんが、同じレビューでは「月々の課金があるのが残念、買い切りが嬉しい」という声もあり、法令遵守のためだけに使う道具にサブスク課金が続く点への抵抗感は一定数あるとみられます。

データ登録件数・飛行時間制限・機体/操縦者登録数の制限は無料プランを含めて一切ないと説明文に明記されている点は、同種の帳簿アプリとしては良心的です。

レビュー78件を分析してわかったこと

App Store公開データ(2026年9月4日取得)によると、評価件数(★の数のみ)は303件、平均★4.61です。App StoreのレビューRSS(customerreviews)から本文付きのレビューを78件取得できました。内訳は★5が62件(79.5%)、★4が10件(12.8%)、★3が2件(2.6%)、★1が4件(5.1%)で、★2は0件でした。78件の平均は★4.62で、評価件数全体の平均★4.61とほぼ一致しています。取得できたレビューはバージョン1.3.9〜2.0.4に分布しており、初期バージョンから直近の2.0系まで幅広い時期の声を確認できました。

称賛の内容は「現地での一括処理」に集中しています。 「世の中にはドローンのアプリがいっぱいありますが、現地で離陸ボタン着陸ボタンで前後の点検と合わせてさくっと処理ができるものが少なく、1個1個手で独立したものを操作しないといけないものが多いですが、このアプリは(中略)」というレビューのように、離陸・着陸・点検を別々のアプリや紙で管理する手間から解放される点が繰り返し評価されています。「日時や場所を打ち込むだけで勝手に項目欄までPDF作成してもらえるのは凄く助かってます」「紙の記録簿を持ち歩かずに、大変助かっています」といった、位置情報自動取得とPDF出力への具体的な称賛も複数ありました。競合の「UAV飛行日誌」からの乗り換えに言及したレビューもあり、「UAV飛行日誌のサポートがしばらく無いタイミングで乗り換えました。慣れればUIも使いやすく、良いアプリと思います」というコメントも確認できます。

一方で、法令遵守ツールとしては見過ごせない不満も具体的に報告されています。 最も厳しいのはバージョン2.0.1時点の★1レビュー「危険構造と粗雑な内容」で、「一度、ダウンロードして機能を確認したが使用しておらず抹消した。それにも関わらずDIPSを参照している。紛失届けを出した機体なのだが通知がくる。アプリを消してアカウントを消しても通知は止まらない。勝手に個人情報を取得している」という指摘があります。バージョン1.7.2の★1レビューでも「本アプリに表示される広告にはフィシングサイトへの釣り広告が含まれるます。あたかも、本アプリのアカウント登録のような内容で表示されクレジット番号入力を求められ大変危険です」という、広告経由のフィッシングリスクへの警告がありました。バージョン1.8.0の★1レビューでは「点検記録を出したいのに、バグなのか何度『条件』を押しても次へ進めない」という操作不能の不具合報告もあります。

なお、評価自体は★5でありながら「携帯機種変更したら以前のデータどっかいってしまった 新規会員登録しろだって 課金して使ってだのに 詐欺あぷり?今までの飛行記録なくなりました」という、機種変更時のデータ引き継ぎに関する厳しい不満を書き込んだレビューも1件ありました(タイトルは「なんで?」)。評価と本文の内容が一致しない例外的なケースですが、機種変更時のデータ移行に関する懸念として紹介しておきます。78件のうち、こうした不具合・懸念系の具体的な指摘は6件程度で全体としては少数派ですが、「法令上の記録を無くしたら困る」という本アプリの性質上、軽視できない内容です。

競合アプリとの比較

iTunes Search APIで「ドローン飛行日誌」を検索して見つかった同ジャンルのアプリと比較しました(いずれも2026年9月4日取得。個人開発者が運営するアプリは開発元の実名を伏せています)。

アプリ名評価開発元特徴
ドローンノート(本記事)★4.61(303件)法人(SHINY A LLC)行政書士法人監修、3様式すべてに対応、DIPS連携
JULC飛行日誌アプリ★3.59(37件)日本無人航空機免許センター株式会社ドローン免許スクール運営団体が提供
TECHWEEDドローン飛行日誌★5.00(3件)個人開発者評価数わずかで実績はこれから
飛行日誌 - ドローン飛行記録・日常点検★3.00(1件)個人開発者評価数わずかで実績はこれから
そらログ - ドローン飛行日誌★5.00(1件)個人開発者評価数わずかで実績はこれから
ドローン飛行日誌 / ドローン飛行日誌・点検記録 / かんたんドローン飛行日誌 / ヒコログ評価0件個人開発者(3本)・法人1本(RAINBOW TREE LLC)いずれも評価がまだつかず実績未検証

(評価・開発元はiTunes Search APIより2026年9月4日取得)

この比較から見える構図は明確です。2022年12月の法制化を受けて、同ジャンルには個人開発者を中心に多数のアプリが参入していますが、評価件数10件を超えているのは本アプリと、ドローン免許スクール運営団体が手がける「JULC飛行日誌アプリ」(37件)の2本のみです。それ以外の6本はいずれも評価0〜3件にとどまり、実際の使用感を評価できるだけのレビューがまだ蓄積されていません。法令遵守のために使うツールという性質上、実績のある選択肢を選びたい読者にとっては、この2本が現実的な比較対象になります。

無料版はどこまで使えるか

App Store掲載情報(2026年9月4日取得)によれば、無料の「ライトプラン」でも飛行記録・日常点検・点検整備の3種類すべての登録・参照・PDF出力ができ、データ登録件数や機体・操縦者の登録数にも制限はありません。制限があるのは「広告表示」と「飛行時間」の2点で、具体的な時間の上限は説明文に明記されていません。プレミアムプランが必要になるのは、広告非表示、画像の高画質保存、PDF一括出力・CSV出力といった業務効率化機能、複数機体をタグで絞り込む機能、Web管理ポータルでのDIPS連携です。個人で単発利用する分には無料のライトプランでも法令上必要な帳簿は作成できる設計といえます。

解約方法(手順)

プレミアムプランはApp内課金(サブスクリプション)のため、iPhone標準の設定から解約します。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 一番上のApple IDをタップ
  3. 「サブスクリプション」をタップ
  4. 「ドローンノート」を選択し、「サブスクリプションをキャンセル」をタップ

無料お試し期間中に解約した場合でも、無料期間の終了までは有料機能を利用できます。ただし前述のとおり本アプリは法令上の帳簿ツールであるため、解約前にPDF一括出力機能で過去の飛行日誌を書き出し、削除しても失われない場所に保管しておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. ドローンノートは無料で使える?

A. はい。広告表示と飛行時間の制限はありますが、無料の「ライトプラン」でも飛行記録・日常点検・点検整備の3種類すべてを登録・PDF出力できます(2026年9月4日、App Store公式ページで確認)。

Q. どんな人が使うアプリ?

A. 業務や趣味でドローン・UAVを飛ばし、2022年12月施行の改正航空法で「特定飛行」時に義務化された飛行日誌の作成義務を負う操縦者向けです。ドローンを飛ばさない人にはまったく使い道がない一点特化のツールです。

Q. プレミアムプランの月額600円は高い?

A. 年額6,000円(月換算500円)を選べば月額より割安です。本文付きレビューには「月々の課金があるのが残念、買い切りが嬉しい」という不満が1件ありましたが、業務効率化機能(PDF一括出力・CSV出力・DIPS連携)を使わないのであれば無料のライトプランでも法令上の帳簿作成は可能です。

Q. 通知やデータの扱いに問題はない?

A. 本文付きレビュー78件のうち1件(バージョン2.0.1、★1)に「アプリ削除後もDIPS関連の通知が止まらない」「勝手に個人情報を取得している」という具体的な指摘があります。また別のレビュー(バージョン1.7.2、★1)では「表示される広告にフィッシングサイトへの誘導が含まれていた」という報告もありました。件数としては少数ですが、法令遵守のための記録を扱うアプリだけに把握しておくべき内容です。

Q. 評判は良い?

A. App Store公開データでは評価303件・平均★4.61と高評価で、本文付きレビュー78件の平均も★4.62とほぼ一致します。79.5%が★5で、現地での一括処理のしやすさへの称賛が中心ですが、前述の不具合・通知関連の不満も一定数含まれています。

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本記事の数値データはすべて2026年9月4日にApp Store公開データおよびiTunes Search/Lookup APIから取得したものです。本文付きレビューはApp StoreのレビューRSS(customerreviews)から78件を取得し分析対象としました。飛行日誌の法的義務に関する記述は、国土交通省航空局が公開する「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」PDF(2026年9月4日確認)を典拠としています。開発元の公式サイト(shiny-app.com/dronenote)は環境のネットワーク制限でアクセスできなかったため、課金・機能に関する記述はApp Store公式ページの掲載情報のみを典拠としています。レビューポリシーは運営者情報、広告の取り扱いはPR表記ポリシーをご覧ください。